じゅんこ式 インテリア・デザインのコツ
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何を参考にしたらいいの?
壁紙ひとつでこんなに変わる!
上手な壁紙の選び方
窓とドアも大事
 本当のインテリア・デザインの世界ではいろいろキマリやテクニックもあるんでしょうが、とりあえず私はインテリアの勉強なんてしたことないので、シムピープルをやりながら経験的に発見した、ちょっとしたコツを伝授いたしましょう。
何を参考にしたらいいの?
 「家作りやインテリアって何を参考にしたらいいんですか?」って、よく聞かれるんですけど、人によりけりでしょうねえ。WWWには建築家用の「ハウスプラン・データベース」なんてのもありまして、そういうのを参考にして家を建ててる人もいるようですが、はっきり言って、ゲームは制約がいろいろあるので現実の家はあまり参考になりません。
 ただ、いいものをいっぱい見ておくと目が肥えるってこともありますので、建築やインテリアの洋雑誌を見たり、映画を見ているときも家の内外の様子をじっと観察するのなんかはいいかもしれませんね。
 私個人はと言いますと、最初はデフォルトで入っている家やダウンロードした家をいじくって改装するところから始めました。ゲームをやってると気に入らないところが出てくるでしょ? この部屋はもっと広い方がいいとか、この壁紙はどうも気に入らないとか、椅子はこっちのほうがいいとか。そうやってるうちにだんだん自分好みの家を建てるコツがわかってきますよ。
 それに家にしろ、オブジェクトにしろ、いっぱい見ているうちに目が肥えて、「いいもの」と「そうでもないもの」の違いがわかってきます。何事も経験! どんどんダウンロードして使ってみよう。
 あとは自分の感性を大切に。自分が「きれいだなー」、「いいなー」と思ったものを使うなり、まねするなりすればいいだけ!

壁紙ひとつでこんなに変わる!

 というのは、すでに私の家を見てくれた人はお気づきでしょうね。実は見た人に「うわー!」と言わせるようなきれいな部屋を作る決め手は、オブジェクトじゃなくて壁床! なにしろ面積から言ったら、どんなオブジェクトより大きいもんね。
 なのに、壁紙なんて適当にそこらにあるのをチョイチョイと貼ってごまかしてない? 「邪魔だから」と言って、壁を消したままゲームしている人も多いでしょうね。もったいない! 壁があるだけでこんなにきれいに見えるのに! どうせなら、えー、なんと呼んだらいいのか、「カーソルを合わせると壁が消えるモード」でプレイした方が楽しいですよ。
 ダウンロード・サイトを見ても、壁紙ってわりと簡単に作れるせいか、軽視されてるような気がする。
 でも私は壁紙には徹底的にこだわりますね。幸い、壁紙作ってるひとは大勢いるし、オブジェクトと違ってあまり「品質」を気にしなくてもいいので、ちょっと見て「いいな」と思った壁紙はせっせとため込んでいます。そこで「いい壁紙の選びかた」を伝授しましょう。

 いちばん大事なのは家具との調和。できれば家や家族の雰囲気にも合ったものを選びたい。でも特定の家具に合わせて壁紙を捜すのなんてほとんど不可能。だからある程度ストックを揃えておくわけです。
 セット家具を作る作者さんには、セットで壁床も配布してくれてる人も多いので、それを使っちゃうのがいちばん簡単ですけどね。でも私はセット家具の壁床は原則として使いません。理由は家具と同じテクスチャーの壁床だと、せっかくの家具が埋没してよく見えなくなっちゃうから。
 例外的に家具セットと同じ壁床を使った「私のうち」のモザイクガラスのバスルームです。実は、この壁床があまりにきれいなので使いたかったんだけど、これに合うような家具がないのでセットものを使ったという、逆転の発想。でもラグまでセットを使ったのは失敗だったな。

 同じ理由で壁床セットもあまり使いません。まあ、ここまでよくできたセット↓はべつですが。
 だけどやっぱりセットものは立体感や奥行き感がなくなるなどの難点がありますね。じゃあ、あえてセットを使わない成功例はどういうのかというと、やっぱりこのページの背景にもなっているこれですね。 実はこのSims Interior Designsのモダン・セットには専用の壁床もついてるんです。下の写真(サイトにあったものをお借りしました)がそう。
 この壁床もとってもきれいなんだけど、まず石の壁がちょっと冷たすぎる感じがした。それと、床材はよく見ると白木なんですね。なんか壁の素材と合わない気がするし、色調も合ってない。あと、白っぽ過ぎて見てると目がチカチカする。
 はい、そこでこのページの背景になってるのと同じ壁紙に変えました。ほーら、こっちのほうが断然いいでしょう。違いをよく見くらべてくださいね。このテクスチャー自体もきれいなんですが、上下の縁が、部屋全体をきりりと締めるのに役立ってます。
 実はこの壁紙にもセットで同じテクスチャーの床がついてるんですよ。でもそれも使いませんでした。なぜかセットだとあんまりすてきに見えないんで。そこで床は無地のベージュのカーペットを使いました。
 だけど、Sims Interior Designsの床も捨てるにはあまりに惜しい。というわけで、ほーら、こんなところに使ってます。
 このバスルームは家具がみんな暗い色なんで、家具の茶色や壁のモスグリーンに合わせた床だと、薄暗くてみすぼらしい感じになっちゃうんです。そこで思い切って明るい床を使ってみたら、きりっとして清潔な感じになりました。
 ほんとは失敗例も載せたいんだけどね。私はめったに失敗しないし、人様の家の写真を載せたら侮辱になっちゃうから(笑)。とりあえず、ここにあるのが失敗と成功の例と思ってください。

上手な壁紙の選び方

 じゃあ、どんな壁紙を選べばいいかってことだけど、これはもう好みの問題もあるので人それぞれですね。とりあえず初心者にお勧めしたい基本アイテムは、
無地の淡いパステルカラーの壁床、各色
てゆーか、これぐらいデフォルトで入れておいてほしいんですけどね。ないのよね、そういうのが。初心者はつい華やかでごーぢゃすな壁紙に目が行っちゃうと思うけど、壁紙はシンプル・イズ・ザ・ベスト! これがあると重宝するのよね。クレヨンみたいにちょっとずつ色合いの違う壁床をずらーっと並べてるサイトがあるじゃない。そういうのをまとめてどーんと入れてしまうの。
 色数は微妙な色調の違いにも合わせられるように、できるだけたくさんあったほうがいいよ。ちなみに1箇所からまとめてDLするのをおすすめするのは、あっちこっちから1個ずつ入れてると、おんなじような色ばっかりになっちゃうから。(普通に集めてるとベージュと白ばっかりがたまる) まあ、紫とか緑とかはめったに使わないと思うけど。

 逆に避けた方が無難なのは、次のような壁床です。なにしろ壁や床はあくまで脇役。主役はやっぱりシムなんで、シムより壁床が目立っちゃうようじゃ失敗だから。
でかい模様の壁紙 実際に貼ってみるとうっとおしいだけ。
変わった色や模様の壁紙 合う家具がない。
ストライプの壁紙 特に理由はありません。私がきらいなだけ(笑)。ストライプって壁ばかりが目立っちゃうような気がして。
黒を使った壁床 もちろん使いようによってはすてきだけど、どうしても部屋が暗い感じになるし、黒って実はすごく目立つ色なので、家具やシムが見えにくくなる。
はっきりした模様入りの床・縁取りのある床 これも原則使いません。目がチラチラするし、シムやペットがどこにいるのか見えなくなっちゃうから。ただし、こういうのは部分的にじゅうたん代わりに敷くとすてきなので、ある程度集めてる。下の写真参照。
 ただ、壁床って実際にゲーム画面で使ってみないと、どう見えるかわからないのよね。入れてみるのが手っ取り早いけど、私みたいに「もうこれ以上増やせない!」というほど入れている場合は、むやみに入れたくないし、気に入らなくても消すのも容易じゃない。そこでゲームで使う前に、貼るとどう見えるか知るためのヒントはこっちのページに書いておきましたので参照してください。

 あとはもうお好みで、好きなのをどんどん集めればいいです。それである程度壁床コレクションができたら、あとは実際のゲームでどれを使うかですね。それはあくまで部屋や家具次第。そこでヒントページにも書いたように、壁紙を貼るのは最後にするんです。主な家具を置いてから、壁紙や床を貼って、ちょっとでも違和感を感じたらすぐに次というふうに、次々張り替えていくの。シフトキーを押しながらクリックすれば、部屋全体に一瞬で貼れるからかんたんでしょ? それを「これだ!」というのが見つかるまでやるんです。

窓とドアも大事

 ときによると壁床以上に部屋の印象を決定づけるのが窓とドア。上の写真でもマトリックス家のキッチンや、オリエンタル・マナーのダイニングは窓が家具や壁床以上に効いてますよね。ただモンダイは、ここでも嘆いているように、ビルドモード・オブジェクトって家具や壁床ほどたくさんないんで、あまり選択の余地がないんですよ。
 とりあえず、選ぶときのコツとしては、
壁床と違って色違いをいっぱい揃えても無駄。窓の色が家具や壁紙と合っていても、べつにすてきには見えないばかりか、かえってメリハリのない薄ぼんやりした感じになってしまいます。
ピンクやブルーの窓も、それだけ見るとかわいいけど、家に付けてみるとかえって安っぽく不自然に見えるだけ。確かに現実の家でもそんなの使わないよねー。窓の色は黒・白・木目・石・金属ぐらいでじゅうぶん。
むしろ、形にこだわりましょう。窓やドアは、「えー、こんなのー?」と思うような大胆なデザインのほうが、使ってみると映えますよ。
ただし、部屋とさえ合っていればいい壁紙と違って、窓は内からも外からも見えるので、外観ともマッチしているかどうか気を付けましょう。
 ところが現実には、手に入るのはほとんどがデフォルトの色替えばっかりって感じで、なかなかすてきなオリジナルのドアや窓ってないんですよね。

 あと、私が意識的に避けてるのは柄入りの窓やステンドグラス窓。これも単体で見るときれいなんだけど、まず窓の柄は家具類の柄とぶつかりあってめちゃくちゃになっちゃうし、外から見たときの調和をとるのもむずかしい。
ステンドグラスもこういう風に本来の目的で使うとき以外は避けてます。
だって外が見えない部屋って、なんか息が詰まりそうでうっとうしくない? それに部屋の「景色」は窓から見える庭の景色といっしょになるからこそすてきだと思っているので。私がいつも庭は大事と言っているのも、そのためです。
これも例外的に外が透けない窓を使った例です。というのもここは「ラブラブ部屋」で、プライバシーがほしかったので。これなら外からのぞかれる心配はありません(笑)。
 あと、ドアや窓をダウンロードするときは、droppable(壁を消したとき、隠れるようになっている)ことを確かめてからにしたほうがいいよ。壁なしで見たとき、ドアだけが林立してるのってイライラするし。これも直す方法はあるみたいだけど、私はよく知りません。
まだ続く


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