マジックタウン 91番地
魔女の館
Family
 まず最初にうんちく。魔女といっても、この人はおとぎ話に出てくる魔女ではありません。中世ヨーロッパの村に実在したような魔女。
 魔女のことを英語では別名 wisewoman とも言いまして、「賢い女」ですね。それでこういう人たちは文字通り、その賢さや豊富な知識や経験を活かして、村のお医者さんだったり、産婆だったり、薬剤師だったり、占いをしたり、いろんな相談を引き受けたりして、みんなの暮らしを助ける「良い魔女」だったわけです。ここでイメージしたのもそんな魔女。
 それがなんで悪魔とか悪いイメージになっちゃったのか考えるに、やっぱり「賢い女」というのは、男にとってはある種目ざわりな、こわいものだったからじゃないでしょうか?(笑)
 ところでウィルマさんは、最初はおばあさんでした。ところが途中でこの魔女スキンを見つけ、あまりにぴったりだったので使わずにいられませんでした。これは「マジカルドリーム!」の変身魔法で出てくるスキンなのですが、それを普通のシムにも使えるようにしてくれた(さらに水着やフォーマルも作ってくれた)のがSim Brotherです。とんがり帽子はいかにもでいやだったし、ヘッドだけおばあさんに替えようかとも思ったんですが、とりあえずしばらくはこれで行ってみることにしました。
 そのため、いきなり若返ってしまいましたが、魔女だから若返りの魔法も使えるんでしょう。ちょっと化粧が濃すぎるような気もしますが、なかなかの知的な美人です。

 女の子の名前がウィノナなのは別にWinona Ryderにあやかったためではありません。(『シザーハンズ』は良かったですがね) 単にいつものように、WitchのWにイニシャルを合わせただけです。この子はウィルマの娘ではありません。魔女になるため、住み込みで修業をしている村の娘です。スキンは気に入ったのがなかったため、デフォルトで間に合わせました。

 そして魔女といえば当然のように黒猫。名前はだいたい察しがつくように(笑)「キキ」です。ちなみにこの子も女の子。魔女の館は男子禁制なので(笑)。ただ、真っ黒じゃなくて足としっぽの先が白いですね。真っ黒のスキンはどうもあまりかわいくないので、Well Dressed Simsのペットスキンを使わせてもらいました。エメラルドのようなよく光る緑色の瞳がキュートです。

おまけ じゅんこのおすすめ魔女の本

 それはフリッツ・ライバーの『妻という名の魔女たち』です。「奥様は魔女」ならぬ、「女はみんな魔女だった」というホラー・ファンタジー。とにかく女たちが強くてかっこよくて、女性が読むとスカッとします。この翻訳は長らく絶版だったんですが、最近復刊されたようなので。


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