Lot 2
ブリタニア城
Castle Britannia


外観・ダウンロード | 城内 | 室内

城内

Rampart 城壁

 こちらが城門です。つねに見張りの兵士が立ってます。こういう動かないでほしい人はフェイクシムがぴったり! あいにくこれしかなかったので、スキンを選べないのがつらいですが、Castle Simtannia(残念ながら閉鎖されてしまいましたが、Ultimaがテーマのサイトでした)から来た人たちだから、ロード・ブリティッシュ城の守備に当たっていてもおかしくないですね。
 ここで目を奪うのはもちろんMarinaのオブジェクト(橋、旗、塔、城壁、たいまつがそうです)ですが、Eisbaerのアーチ門がなければここまで決まらなかったでしょう。
bridge, torch - Marina's Sims
arch gate - Eisbaers Creations
fake guard - Castle Simtannia
 同じ城門を裏から見たところです。このように上の通路へ上がり、歩き回ることができる城壁を英国ではランパートと呼びます。普段から見張りが巡回してるし、敵が攻めてきたらここから防戦するんですからね。だから最初のアイディアにあって、最初に作ったのもこの城壁です。
 その城壁の上にある手すりのようなものはパラペットといいます。(日本語では「胸墻」というむずかしい言葉を使います) この隙間から敵に弓を射かけるわけです。ただ、Marinaはなぜかalmenaと名付けてますが、そういう言葉は辞書にも載ってないんですよねー。あ、英語じゃないのかも。
 このオリジナルはMarinaですが、ここではEisbaerのを使いました。オリジナルにはこの背の低いのがなくて、高さに変化を付けたかったものですから。これはラグのクローンなんで、シムがときどきめり込みますが気にしないように。
 問題は長い城壁すべてにこれを敷き詰めたので、家がとてつもなく重くなってしまったこと。どうせ見かけだけのオブジェクトなんだから、4つか5つ、つながったのも作ってくれるともっと良かったのに‥‥というのは無いものねだりでしょうか。
 右下に見えてるのは投石機です。銃器のないこの時代は、飛び道具と言えばこれか弓矢になります。
catapult - Sim Gypsy
城壁の上を散策する騎士たち

Courtyard 城内

 「殿、お見事! パチパチ!」 弓の練習をする騎士たちにロード・ブリティッシュがお手本を見せています。Bag Of Tricksのアーチェリー、いいですねー。これはバイキング用なのでちょっと時代が古すぎるような気もするんですが、デフォルトのはやっぱりピカピカすぎて変だったんですよ。
archery - Bag Of Tricks
stone counters - Poetica Place
windows - Marina's Sims
bow & arrows - Death Eater Sims
 建物の裏をちょっとのぞいてみると、こんなところに屋外便所が。本当の中世にはこんなのたぶんなかったと思いますが、こんなに敷地が広くては、衛兵がトイレに行くのが間に合わなくなるといけないという親心です(笑)。昔はどうしてたんでしょうね? たぶん城壁の上から立ちションぐらいの豪快なことをやってたと思いますが。
 手前にある四角い囲いは、もとはお墓だったのですが、別にお墓のつもりじゃなく、置いてみたらなんとなく決まったので置いただけです。もとは次に作る教会に使うつもりだったんですけどね。でもお城の見学とかしていると、よくこんなのありません? 「平将門の首塚」みたいな。あー! 時代も場所もぜんぜん違うー!
portaloo - Parsimonious
sink - Wood for Sims
cemetery garden - Grim Sims

King's Residence ロード・ブリティッシュの居城

旧バージョン
 この写真は実は今回の配布品にはない、旧バージョンです。すべて四対照に作ってあります。よく見て下さいね。1階、2階、ほら、3階建てなんですよ!

 ところで、建築上いちばん気を遣ったのは、ここと城壁に屋根を付けないようにすることです。周囲のぼろい建物はいいんですが、こういう城に三角屋根が付いちゃったら興ざめですからね。もちろん「屋根なしモード」でプレイすればいいだけのことですが、凝り性の私は屋根ありでも屋根ができないように苦心しました。

 屋根を付けないためにはどうすればいいかというと、まず2階には柱を使わないこと。柱を立てると、たとえ部屋がなくてもその上に屋根が付いてしまうからです。同様に、閉じた部屋を作らないのもポイント。そこで最初は2階の部屋の一部を切り取り、そこをオブジェクト(小さい塔型の出っ張りがそうです)で隠しました。中から見るとすごい変ですが、それは家具やカーテンで隠せばいいと思って。
 ところが、これだと今度は天井が素通しで、外から部屋の中が丸見えになってしまいます。そこで苦肉の策として、「偽3階」の塔を置いて隠しました。敷き詰めたわけではないので、本当はこれでも天井に穴があいてるんですが、とりあえず外から見えなければいいやと。シムはこういうふうに実質露天でも気分良く暮らしてくれますからね。

 これでいちおう完成したつもりだったのですが、それでもどうもモヤモヤが残ってました。特に3階部分はどうしても無理があり、屋根代わりになるような「偽屋根」オブジェクトがないかなーなんて思って。私が「ミニマル・ハウス」で使ったのがそうです。実はラグなんだけど、宙に浮いてるように見えるので、屋根代わりになるのね。ところがこの種のオブジェクトはモダンなのばっかりで、私の求める石でできたのがないんですよ。

 あー、残念、と思っていたところ、発見! Sims Hideoutにありました!(リンクはダウンロード・ページに)
 おまけに、ここにはMarinaのセットのアドオンがたくさんあるじゃなありませんか! 本当にこれを見つけたときは夢を見ているのかと思いました。私が夢に描いていた通りのオブジェクトばっかりだったので。ああっ、3階用のパラペット! 斜め壁用のパラペット! これがあれば、Marinaのセットでは不可能だった「丸い塔」が作れる!
新バージョン
 というわけで、完成したのがこれです。上の写真にくらべると、いささか地味で小さく見えますが、やっぱりMarinaの塔はインパクトでかいですからね。でもこっちの方がはるかに作るのむずかしかったし、「本物」らしいんですよ。

 さっそくSims Hideoutにあったオブジェクト(Atuhkという人の作品です)を使って、3階建ての丸い塔を建てました。最初はただ四隅に塔が立ってるだけの四角い建物だったんですが、ちょっと単調でつまらないのでバルコニーを付けました。この方が塔の形がはっきり見えるしね。
 後から、やっぱり旧バージョンのようにバルコニーを三方にめぐらしたほうがかっこよかったと気づいたんですが、その時にはもう精も根も尽き果ててました。

 というのもこれ、見た目より複雑な構造なんですよ。丸い塔(本当は八角形ですけど)も2階までは普通に壁を作ればいいと思うでしょ? ところが3階に載ってるパラペットは実はラグなので、斜め壁を突き抜けて置くことはできないんです。つまり、一見普通の壁に見えますが、垂直の4辺は本物の壁、残る斜め壁はすべてオブジェクトで代用しなければなりません。(3階部分はすべてオブジェクトです) 屋上の床のように見える部分も、すべてオブジェクトを敷き詰めたものです。ところが、斜め壁に接する部分は、本物の床材のように三角に切れてくれません。だから、そこは三角コーナー用の別のオブジェクトを使います。
 このように、作者はすべて計算に入れて必要なものは作っていてくれたんですが、その仕組みを理解するまでしばらくかかりました(笑)。
 こういうオブジェクトを、どの方向から見ても隙間や矛盾がないように敷き詰めるのも神経使いました。この手の「浮遊オブジェクト」は、「シム瀑布展望台」の滝がそうだったように、別の角度から見ると位置がずれて変になっちゃうことが多いんですが、MarinaとAtuhkはそういうことがないように作ってくれたので。
 でもなにしろ数が多いんで、うっかりしてると向きを間違えてずれてたり、どこか抜けてたりして。それはすべて直したつもりですが、それでもどうしても角度によっては微妙にずれて見える部分があります。これはたぶんしょうがないので勘弁して下さい。
 さらに手直しがまた大変。私は建物をしょっちゅういじって、少しずつ形を変えては様子を見るんですが、浮遊オブジェクトは実際の位置と見かけの位置がずれる上、1タイルに2つか3つのオブジェクトを重ねているので、1つ動かそうと思っても、全部どけてからじゃないとできないし、動かすとどこに行ったのかわからなくなっちゃうし!
 という感じで、発狂しそうになりながら作りました。
 バルコニーから閲兵する(つもり)ロード・ブリティッシュの図。館の正面玄関とバルコニー部分のアップです。写真でかー! これも2枚の写真をつなげたもので、これでもかなり縮小してあるんですけどね。現物は本当に大きくて、かなりの迫力ですよ。

 実はこの玄関は偶然の産物でできたもの。
 こういう風に戸口部分だけを1タイル前に出したのですが、今度はその上がなんかマヌケになってしまいました。上にフェンスを載せたりしてみたんですが、どうもしっくりこない。平らな石版みたいなものがあれば載せられるのになーと思って、ふと、石のカウンターを載っけてみました。そしたらなんと! ぴったりじゃありませんか。元がカウンターだから、並べて置くと自然にくっついて1枚の石版みたいになるんです。
 さらにこのカウンターには同じデザインの柱もあったので、それを両脇に置いてみたところ、ちょうどドアのフレームのような感じになって、よりいっそう重厚な感じになりました。元がハロウィーン・セットなので、ガーゴイルなんかついてますが、時代的にもゴシックでこれでいいんじゃないかと。
 Biedersimsのプランターもいい味出してますね。これもどっちかというとハロウィーン用ですが、このかび臭さがほしかったんです。
fake door - Sim Interior Designs
stone counters, stone columns - Poetica Place
planters - Biedersims
 そしてこれが3階に上がる階段です。もちろんこれはフェイクで、実際には上がれませんが、どうしてもAtuhkの階段を使ってみたかったの。それに、「3階の床」を使った場合の欠点は1階に階段を設置できないことなんです。実際は「2階に敷いたラグ」ですから、階段と重ねて置くことができず、無理に置けば屋根に穴があいてしまいます。
 そこでこういう外階段を作ったんですが、どうせなら3階まで続けてしまえと。おかげでかえって見た目はリアルになりました。2階の部屋へは、この裏口みたいなドアから出入りしないとならないのが難点ですが、壁に穴があいてたり、天井に穴があいてるよりはやっぱりいいよね。
3rd floor stairs - Sims Hideout
planters - ???

作り終えての感想

 ほぼ思った通りのものができたので、「やったね!」という感じです。

 ただ、欲を言えば、どうしても足りないものがあります。それは「塔のてっぺんにひるがえる旗」! これがあれば完璧だったのに。背の高いポールに付いた旗はあるにはあるんですが、星条旗じゃねえ(笑)。
 旗にも実は不満があります。こういうふうに寄せ集めで作ってると、いろんな紋章が混ざりあってしまって、ここはいったいどこの国なんだか(笑)。こういうとき、本当に自分で作れればなあと思いますね。紋章というのは王様や騎士にとってすごく大切なものなんで、統一したかっこいい紋章の付いた旗があったらなー。Marinaのライオンとドラゴンの紋章は、(イギリスっぽいし)すごく気に入ってるんですけどね。
それではお城の中をのぞいてみましょう。


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送